Ray(2)RAYと本格的な?訓練を志して2年が過ぎた。活き活きと楽しく動ける関係でいたいと心から願って訓練を続けている。憧れのシェパード。「訓練の入っていないシェパードはシェパードにあらず」と言う格言があるが、私は訓練資格と言う観点からこの格言があるとしたら少し疑問を感じている。「資格」ってパスポートのようなものかな?人間で言うと「学歴」なのかもしれない。私の訓練は「資格」に向かって訓練しているのではなく、「資格」はあくまで、「おまけ感覚」であって(言い訳ほざいている私・爆)、自分の目指している目標(理想型)に向かってその過程を一番の楽しみ(苦しみ)にしているからだ。 人間界では「学歴重視でよい就職ができるかな?」シェパ界では「所有者の自己満足かな?」まぁ、犬を飼う生活はシェパードでなくても色々楽しみがある。 ドッグスポーツも様々な種類がある。人それぞれ、犬それぞれ幸せに暮らせることが一番だと思う。訓練・資格に囚われることなく幸せな絆で結ばれていて欲しいと心から願っている。 しかし、私は途方もない目標に向かっている。趣味で始めたことだけど、やればやるほど、その難しさに落ち込むことがある。私のような度素人で一体何が出来るのだろうか?犬が混乱するだけではないのか?等々落ち込むことがある。「躾」も「訓練」も理想型があって、私は努力もしないで、理解もしないで犬に押し付けているだけかもしれないと思うことがある。 こんな私に「嫌!解らないよ(怒)」って、一言も(ホントは五月蠅い)?いわずに(逃げずに)付き合ってくれるRAY。 犬って凄いなぁと、つくづく思う。 先生から「貴方がRAYを甘やかしている(かばっている)から舐められている(RAYが貴方に頼るのです)」「訓練以外の楽しみ方を他に知っているから、RAYが真剣に貴方に応えないのでしょう」と言われたことがある。 先生は「RAYは全てを解っています。先生からRAY(私)に教えることはもうありません」と言われた。(ちょっと、寂しかった) 「服従の競技会でRAYと貴方は、とても良くできていました」とも言われた。 防衛では何故か、なかなか先に進めない。「う~ん」何処がダメなんだろうと、真剣に落ち込んでしまった。楽しく意欲的な服従だと思って、連日練習を重ねているけれど、何処かが、何かが、違うのだ。 防衛にすすむには、もっと、正確な服従=指導手としての私の応対が完成しなければならない。 褒めるのが上手くなったと思っていたが、それは大きな間違い。 叱るのも見逃していないと思っていたら、それも出来ていない。 叱っていると思っていたが正しく叱れていない。 私自身が真剣にRAYと向かい合って学ばなければならないことが沢山ある。 RAYが瞬間的に理解して、使命感をもって動けるように、私自身が学ばなければ達成できない。 ネットで素敵な言葉を見付けた。 「躾教室や訓練は犬が学ぶのではなく人間が学ぶ(変わる)場所」 飼い主達は、犬を変えるために通う人(犬の性能を期待する人)が殆どかな? 教えて貰ってその場で犬がコマンドに従ったら、その事に満足してしまうのだろう。訓練所に入った犬が家に帰ってきて、訓練所と同じように出来ない事がよくあるらしい。犬は教わったのだから、家でもできるはず。と、思っているのか? 犬との暮らしは教わった時点で終わる(完成)ものではなく、その先、ずっと続く、「躾・訓練」も暮らしと共にずっと、続いていく。 日常で不必要になった事柄は使わなければ退化する。磨いていないと錆びてしまう刀のように・・・付いてしまった錆は落とすのに3倍以上の労力がいる。 私自身が熟成した技を身につけなければならない。 美味しい褒め・切れのあるスパイスを融合させたドレッシングを作りたい。 それには、経験を積まねばなぁ?息が切れそうだぁ(爆)。 犬の一生は永いようで短いから、一瞬たりとも貴重なのだ。 防衛をやっていると(難しい作業なだけに)「RAYにあっているのか?ダメなのか?」と思うことがある。練習仲間にも先生にも申し訳ないなぁって思うことがある。 しかしながら先生は「RAYは本質的に深く咬める犬です。これは、教えてできるモノではないのです。RAYの持って生まれた才能です。だから、諦めないで続けてください。ヘルパーもその様に言っています。」と仰います。 私じゃなくて、先生が育ててくれた方が良かったかなぁって思うこともある。 私のふがいな育て方のせいで、RAYの性能を引き出せていないのか? RAY、済まないねぇ(爆)・・・・・ が、しかし、RAYは私とコンビを組む運命なのじゃ(爆) 「う~ん、悩みが尽きないけれど、頑張るかぁ」ってね(笑) 出来るときは、いい感じなのに、なかなか先に進まない・・・ う~ん、これこそ究極の楽しみなのかも? 私自身が根性・体力・精神力を磨かねばならない。 とてつもない趣味の世界に嵌ってしまったかもしれない(爆)。 いつかは、達成できるかな? その日のために、RAYの身体づくりも真剣に取り組んで行かねば・・ Windyだって、若さを保ってあげねばなぁ・・・・ そうそう、RAYの訓練の御陰で、Windyも少しづつ変わってきた(嬉) 私のポケットが少しだけど脹らんだかもしれない・・・・ Windy&RAYに心から感謝 I Love You 後書き:世の中にダメな犬なんて居るモンじゃない。この世に生まれてきた犬達は飼い主の愛情で輝きを増していく素晴らしい相棒だ。素晴らしい仲間が増えることを願って止まない。正面から向き合って生きる喜びを分かち合いたい。 ジャンル別一覧
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